ジャイアントのクロスバイクの空気入れを接続するバルブは一般的な自転車のママチャリと違うのを知っていましたか。
実際にジャイアントのクロスバイクに乗っている人は分かるかと思います。
今回は一般のママチャリとは違う、ジャイアントのクロスバイクに使う空気入れの使用方法をご紹介します。
自転車に空気入れ繋げるバルブの種類~パート1
ジャイアント、ルイガノ、ビアンキなどの様々なメーカーの中からクロスバイクを購入したあと最初に必要となる道具が空気入れです。
空気入れは、クロスバイクに限らず自転車のもっとも基本的なメンテナンスになります。
初心者の方はあまり意識してこなかったかもしれませんが、空気入れには種類があることに気をつけましょう。
自転車のチューブのバルブに規格があって、対応した空気入れを使わなくてはなりません。
英式バルブは、ママチャリに使われる日本では一般的なタイプのバルブになります。
特徴は、十分な空気圧を確保できるものの比較的高い空気圧にできないことです。
空気圧の微調整もできませんし、空気圧を測ることもできません。
英式バルブの中には、虫ゴムというのが入っていて、それは1年程度の寿命です。
チューブのフタのような役目なので、劣化すると空気漏れします。
定期的に交換しましょう。
また、英式バルブがだいたい1気圧から1.5気圧の空気圧しかないのは虫ゴムの限界によるものです。
それからキャップはつけておくべきです。
虫ゴムはゴムなので空気に触れることで劣化するのを防ぎます。
他のバルブには米式バルブや仏式バルブがあります。
自転車に空気入れ繋げるバルブの種類~パート2
自転車のバルブの一つに仏式バルブがあります。
ジャイアントなどのメーカー問わずロードバイクのほぼ100%は、仏式バルブです。
クロスバイクも仏式バルブでしょう。
特徴は、高い空気圧に耐えられること、空気圧を調整できることです。
チューブラータイヤで仏式バルブの場合は、バルブにネジが付いていません。
ネジがなくネジ山もないことで若干ながら筒を細くできます。
その場合の注意点としては、空気入れのパッキンとの摩擦が少なくなるため、空気入れによっては空気を入らないことです。
ヒラメのポンプヘッドなら、根元をナットで固定して空気を入れられ、パッキンの摩擦不足に対応しているので人気があります。
米式バルブは、マウンテンバイクの一部や、BMXに使用されるバルブです。
特徴は、太くて丈夫なことです。
バイクや車にも使用されているバルブで、ガソリンスタンドで空気を入れることができます。
また、構造が簡単なため空気漏れが少なく、空気圧の調整もできます。
バルブを通すリムの穴の太さは、英式バルブと米式バルブと同じですが、仏式バルブだけ細いものになります。
そのため、英式バルブのリムに仏式バルブのチューブを入れる場合は、スペーサーが必要になります。
他のバルブとしては、背の高いリム(ディープリム)に合わせて開発されたロングバルブというものがあります。
別名は、延長バルブです。
51mmや60mmなどの長さを確認しておきましょう。
ジャイアントのクロスバイクは仏式バルブが多い理由
ジャイアントのクロスバイクに空気を入れようとして、チューブの形がそもそもおかしいことに気づいたという方も少なくないでしょう。
ジャイアントのクロスバイクのバルブは仏式バルブであることがほとんどです。
英式バルブであるママチャリとは違った形のバルブなので最初は苦労しますが、慣れてしまえばママチャリと、なんら変わることなく空気入れができるようになります。
クロスバイクが仏式バルブ採用している理由は、タイヤの空気圧を強くしたいからです。
英式バルブに比べて、仏式バルブのほうが空気圧を高くでき、それによって走行性能が向上させることができるということです。
注意点としては、ママチャリで使っていた空気入れは英式バルブ用で仏式バルブに対応していないため使えないことです。
仏式バルブを採用しているものの英式バルブと仏式バルブに互換性がないため、持っていないのであれば、仏式バルブ用の空気入れを新しく購入する必要があります。
仏式バルブは、先端のネジを締めることで空気を抜ける状態になります。
ネジを閉めているときは、黒いプラスチックキャップがなくても空気圧に関係しませんが、先端のネジ緩めたままですと折れることがあるので、ポキっと折らないための保護素材としてプラスチックキャップをつけておきましょう。
クロスバイク等に使われている仏式バルブの良し悪し
ロードバイクやクロスバイクに使われているバルブは仏式バルブです。
スポーツ車であればジャイアントなどメーカーで異なることなく、だいたい仏式バルブを使用していることでしょう。
仏式バルブを使用することによるメリットは、バルブ自体が軽いこと、高圧に耐えられること、空気圧を調整しやすいこと、その3点となります。
英式バルブのように虫ゴムがないため高圧にしてから徐々にエアを抜いて空気圧の微調整が可能になっています。
対してデメリットは、軽量で細いためノズル部分が繊細で場合によっては折れてしまうことです。
注意点としては仏式バルブ用の空気入れを用意することです。
英式バルブ用の空気入れは、仏式バルブに対応していないため使えません。
そして仏式バルブがいくら高い空気圧に耐えられるからと言っても、空気圧の高すぎや低すぎは、良くありません。
ガチガチにしたタイヤが好きだという好みはありますが、空気圧が高すぎるとバースト(破裂)する危険性があります。
また、空気が少なすぎると重みに耐えられずチューブの痛みが加速するためパンクを起こしやすくなります。
適切な空気圧がベストということを覚えておいてください。
タイヤの適切な空気圧はタイヤによって様々です。
そのため、メーカーが公表している数値、もしくはタイヤの側面に記されている数値を参考にしましょう。
ジャイアントのクロスバイクの空気入れの使い方~パート1
ジャイアントのクロスバイクでは、仏式バルブを使用していることが多いとお伝えした通り、英式バルブとは異なるバルブなので空気入れの方法を確認していきたいと思います。
まずバルブを上側にします。
バルブが吊り下がるような位置です。
後輪のバルブの位置調整するときに、タイヤを前進する方向に回してください。
後退する方向だとギアの位置によってはチェーンが外れてしまうことがあります。
バルブの位置を調整してからバルブキャップを外します。
バルブキャップはなくさないようにしましょう。
バルブの先端のネジを緩めることで空気の通り道を確保します。
それから少し空気を抜きます。
具体的にはブシューと空気が通る音がするまでネジを緩めてから、一瞬だけ上から押します。
いったん空気を抜くのは、バルフの中でパッキンが固着していると緩めただけでは空気の通り道が確保できないことがあるからです。
確実に空気の通り道を確保するためにいったんは空気を抜くのです。
ジャイアントのクロスバイクの空気入れの使い方~パート2
空気入れには口金のタイプがあります。
これは自転車のチューブに対応しており、種類は、仏式バルブ、米式バルブ、英式バルブの3種類となります。
空気を入れるなら対応した口金であることを確認しましょう。
ジャイアントのクロスバイクであれば、仏式バルブですので、空気入れ選びの際は、気をつけましょう。
そして、口金をチューブにつけたら空気が漏らさないようにレバーでロックします。
ロックは、レバーを立てるタイプとレバーを寝かすタイプがありますが、硬くなるほうがロックだと覚えておきましょう。
評価の高い口金としてはヒラメのポンプヘッド横型があります。
バルブステムの絶妙な太さ、締め付け具合を無段階、精度が非常に高いのでレバーでしっかりと固定できます。
それこそリムが高くても、きちんと固定できることがあるくらいです。
最大のデメリットとしては、日本の職人が手作りしているため、生産量が極端に少なく中級グレードのフロアポンプくらい高価だということくらいです。
バルブに空気入れをしっかりと固定したら、あとはポンプを上下します。
ポンプを固定するためにも両足でしっかりと支えてください。
そして、できるかぎりフルストロークで空気を送ってください。
速さはいりません。
とにかく一番上から一番下まで上下させてください。
硬いからと下げないとなかなか空気が入っていきません。
しかし、ジャンプして押し込むのはやめましょう。
自分が転んだり、自転車が転倒したりして危険です。
このように空気を入れるとタイヤに空気が入ります。
バルブにあった空気入れを使おう
ジャイアントのクロスバイクは、仏式バルブですので、ママチャリ用に使う英式バルブの空気入れは使うことができません。
このようにバルブによって、使用できるバルブが異なります。
ロー
ドバイクやクロスバイク等のスポーツ自転車に乗る人は、適度にタイヤの空気圧点検をする事をおすすめします。
スポーツ自転車を買うときは、空気入れも揃えておきましょう。