シマノのロード用コンポの互換性を知って確実なカスタムを

今回は、シマノのロードバイク用コンポの互換性についてのお話になります。

ひと言で互換性と言っても、違うグレード同士のものもあれば、同じグレードでも別年代のモデルとの互換性も考えていく必要があります。

シマノはメーカー保証の互換性チャートを公表していますので、それも参考にさせて頂きながらご紹介していきます。

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シマノのロードバイク用コンポの互換性を知る意味

互換性を辞書で調べますと、「部品や構成している要素などを置き換えても同じように作動させることができる性質」とあります。

ロードバイクのコンポは、例えば変速であれば、レバーを引くことでワイヤーを動かし、それが変速機を動かしてギアにチェーンを掛け替えるという仕組みです。

このようにコンポには連動性がありますので、どこか一部のパーツを交換しても、連動性が失われず正常に動けば「互換性あり」ということになります。

シマノのコンポにはグレードがあり、それらはセット一式で販売されていますので、セットで導入する分にはもちろん互換性を気にする必要はありません。

しかし、カスタマイズや交換用に単品でも販売されていますので、グレードを超えて換装することもできます。

また、シマノは近年一定の周期で各グレードのモデルチェンジを行いますが、この際に新モデルと旧モデルに互換性のないパーツが存在したりもします。

後述しますが、例えば最上位グレードのデュラエースの最新モデル「R9100」のフロントディレイラーは、旧モデルのクランクとの互換性がありません。

こういったこともありますので、互換性は知っておく必要があります。

シマノロード用コンポの互換性はドライブトレインに注目する

コンポは「ドライブトレイン」と呼ばれる自転車を前に動かすための機構と、ブレーキの総称です。

ドライブトレインは簡単に言うとチェーンが掛かっている側のことで、ロードバイクでは車体右側になります。

ドライブトレインは前側(フロント)と後側(リア)に分かれていますが、シマノの互換性チャートでは以下のようになっています。

◆フロント(記号)

・STIレバー(ST)

・フロントディレイラー(FD)

・クランク(FC)

・チェーン(CN)

・ボトムブラケット(BB)

◆リア

・STIレバー(ST)

・リアディレイラー(RD)

・カセットスプロケット(CS)

・チェーン(CN)

・フリーハブ(FH)

なお、ブレーキはレバーとの互換性だけですので、のちほどお伝えします。

ドライブトレインは上記のパーツ群に互換性があれば、自由に換装することができるということですが、シマノはリアの変速数が違うコンポ同士の互換性を保証していません。

筆者も経験がありますが、いくつかのパーツは変速段数違いでも正常に動く可能性はあります。

しかし、それを互換性があると認識するのは間違いで、あくまでもたまたま動いたに過ぎませんので、もしそのことで不具合が生じても、全て自己責任ということになります。

したがって、今回のお話もリアの変速段数が同じコンポ同士の互換性が対象になります。

シマノロード用コンポの互換性①11速コンポリア側

それではここから、シマノのロードバイク用コンポの互換性について詳しくお話をしていきます。

なお、今回参考にさせていただくのは、シマノのホームページで2018年10月23日に更新されているチャート図になります。

まず、リア11速のコンポの互換性からお話ししますが、リア側に関しては非常に明快で、レバーとリアディレイラーは、変速がワイヤー式か電動式かにだけ気を付ければ、グレードを超えても全て互換性があります。

また、カセットスプロケット、チェーン、フリーハブは、ワイヤー式、電動式を問わず、全て互換性があります。

ただし、フリーハブに関しては、古いホイールですと11速対応になっていないものもあります。

その際は、11速のスプロケットは取り付けられませんので、11速化にはフリーハブを交換するか、ホイールごと交換するかになります。

シマノロード用コンポの互換性②11速コンポフロント側

引き続きリア11速のシマノコンポの互換性についてですが、ここではフロント側の互換性をお伝えします。

フロント側はレバーとフロントディレイラー、クランクの互換性になります。

まずレバーとフロントディレイラーはリアと同様で、ワイヤー式と電動式にさえ注意すれば、年代も関係なく互換性はあります。

少し複雑になるのがディレイラーとクランクの互換性で、ここはコンポの年代が絡んできます。

各グレードの最新モデルであれば旧式のクランクとも互換性があるので、どれでも操作が可能です。

最新モデルの型番はデュラエースが「R9100」、アルテグラが「R8000」、105が「R7000」で、105は旧モデル時代にマイナーチェンジをした「FD-5801」のディレイラーも、最新モデルと同様の扱いでOKです。

ところが、上記の型番以外のディレイラーは、最新モデルのクランクとは互換性がありません。

そのため、交換をする場合は、どちらも最新モデルにする必要があるということになります。

なお、ブレーキはキャリパーブレーキとディスクブレーキは仕様が違うので互換性はありませんが、同じ種類であればグレード、年代なども関係なくほぼ全て互換性が保証されています。

シマノロード用コンポの互換性③10速以下コンポリア側

続きまして、10速以下のシマノコンポの互換性についてお話ししていきます。

まず10速からですが、現在はティアグラだけですが、11速コンポがつい4、5年前まで10速でしたのでかなり複雑になります。

まずリア側からですが、最新モデルのレバーは最新モデルのリアディレイラーとしか互換性がありませんので、どちらかが旧世代のモデルである場合は互換性が保証されません。

考え方としては、レバーとディレイラーの型番を合わせてセットで交換するということになります。

カセットスプロケットに関しては柔軟で、MTB用のものとの互換性も保証されており、シマノの10速対応であれば、ほぼ何でもOKという状況です。

9速は最新の互換チャートでは、「SORA(ソラ)」の最新モデルR3000と1世代前の型番3500のみが記載されており、両者に互換性が保証されています。

8速は「CLARIS(クラリス)」というグレード名が付いた型番2400と最新のR2000は互換性がありますが、2300は互換性がありません。

シマノロード用コンポの互換性④10速以下コンポフロント側

引き続きリア10速以下のシマノコンポの互換性ですが、次はフロント側になります。

まず10速ですが、レバーとディレイラーの関係はリアと同じで、最新モデルと旧モデルに互換性はありません。

ところが、リアディレイラーとクランクの互換性は、様々なパターンに分かれていますので、まとめます。

ティアグラの最新モデル(型番4700)のフロントディレイラーは、クランクも最新モデルとしか互換性を持ちません。

しかし、旧モデルのティアグラ(型番4600)のフロントディレイラーは、新モデルのクランクや、アルテグラ(型番6700)、105(型番5700)が10速時代だったクランクとも互換性があります。

いわゆる、フロントディレイラーを最新に交換する際はクランクも一緒に行わなければなりませんが、クランクは単独で最新モデルに交換してOKということになります。

次に9速ですが、こちらはリアと同様で、型番3500とR3000であれば、全てに互換性が保証されています。

そして、8速ですが、リアは型番2300に他モデルとの互換性がありませんでしたが、フロントは2300にも互換性があり、型番2400、R2000との連動性が保証されています。

シマノの公式チャート表で確認を!

今回は、シマノのロードバイク用コンポの互換性についてお話ししました。

シマノ発表のチャートをもとにお話を進めましたので、性能に関しては保証されているということでよいかと思います。

あとは、互換性の確認には型番が不可欠ですので、使用しているパーツの型番を把握してから確認してください。