メリダ・スクルトゥーラ700がインプレで高評価を受ける理由

初めてロードバイクを購入する場合、筆者が相談を受けるのは20万円前後の予算であるケースが多いです。

この価格帯ですと最近はカーボンフレームもありますが、どうしてもグレードが低い方になってしまいますので、筆者はアルミフレームをおすすめしています。

今回はそのアルミフレームの大本命候補、メリダのスクルトゥーラ700について、なぜ本命なのかをユーザーのインプレ情報なども参考にご説明していきます。

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20万円前後のカーボンフレーム車のレベル

筆者がこれまで知人などから相談を受けた経験では、初めてロードバイクを購入しようとする際に最も重視されているのは価格です。

予め知識を入れてきている方は、個別の機種に目星をつけてきますが、大方は予算が前提になります。

冒頭でも触れましたが、最初は20万円前後と見込んでくる方が多いですが、最近はこの価格帯でもカーボンフレームに手が届きます。

ちなみに、メリダの2018年のカーボン最廉価モデルは「スクルトゥーラ4000」で、価格は214,920円です。(税込)

スクルトゥーラ4000自体は様々なインプレ情報でも高評価の多いバイクですが、メリダの中では安価なコストの方の「CF2」というフレームが使用されています。

プロ仕様の上位グレード「CF4」とはカーボンの質が違いますし、重量も少し嵩みます。

また、カーボンフレームでこの価格帯ですと、フレームにコストが掛かっている分、付属のパーツを調整する必要がありますので、どうしてもコストダウンが顕著になります。

そのため、フレームの素材が違うバイクを比較するのは難しいのですが、20万円前後という括りで考えた場合カーボンは、フレームの素材も付属パーツも一流とは少し離れたグレードになります。

それでは、今回の主役である「スクルトゥーラ700」のようなアルミフレームはどうなのか?

次項で検証してみましょう。

アルミ車は20万円前後がハイエンドモデル

前項ではまず20万円前後のカーボン車についてお話ししましたが、ここではアルミフレーム車について考えてみます。

カーボンはプロが使用するハイエンドモデルにもなれば100万円を軽く超えますので、20万円前後のものはどうしても最低線になります。

しかし、アルミはこの価格帯がハイエンドモデルになるメーカーがほとんどで、「スクルトゥーラ700」もメリダのアルミフレーム車の中で最も高額です。

そのため、同じ20万円前後のものでも、カーボンなら最低グレード、アルミなら最高グレードになるということなんですね。

ここが本当に難しいところですが、筆者は相談された時によくこう言います。

「乗り心地のよさを求めるならカーボン、スピードを求めるならアルミ」

これは互いの素材の特徴ですが、カーボンは地面からの突き上げや、段差を超える際の衝撃を吸収する性質があります。

そのため、乗り手に振動が伝わりにくいので、乗り心地が良くなります。

一方アルミは金属なので伝導率が高く、乗り手に振動を伝えやすくなっていますので、コツコツとして硬い乗り心地になります。

しかし、伝導率が高いということは、ペダルを漕いだ力をロスなく車輪に伝えるというメリットがあるので、加速力やスピードの維持には力を発揮します。

あくまでも、同じ価格帯の比較ですが、このようなフレームの性格の違いが、購入の決定打になっているケースが様々なインプレ情報でも多数紹介されています。

インプレ評価で絶賛の声が多いメリダ・スクルトゥーラ700のフレーム

それではここで、メリダ・スクルトゥーラ700のスペックをご紹介します。

アルミフレームですが、フロントフォークとシートポストはカーボン製で衝撃吸収をしっかり意識しています。

フレームには「6066」という、強度があって剛性の高いアルミ素材を使用しています。

この素材を同じチューブ内に3か所厚みの違う部分を設ける「トリプルバテッド・ハイドロフォーミング」という技術で加工し、剛性が高すぎず、かつ軽量になるように仕上げています。

また、セミエアロ形状のダウンチューブや、後端部をカットした断面を持つ「NACA FASTBACK」形状のチューブで、空力性能も高めています。

このような形状をアルミで実現するのは相当に高い成形技術を必要としますので、これだけで十分にスクルトゥーラ700を検討する価値はあります。

実際にインプレ評価でもメリダのアルミフレームは「前への進みのよさ」が強調されており、「カッ飛ぶ」などの表現が使われていたりもします。

また、アルミフレームの弱点でもある見た目の野暮ったさといいますか、金属の無機質さみたいなものは全くなく、チューブ同志の溶接痕すら目立たない美しい表面仕上げもアピールポイントです。

メリダ・スクルトゥーラ700は「105」のフルコンポ!

前項では、メリダ・スクルトゥーラ700のフレームについてお話ししましたので、ここでは付属するパーツをご紹介します。

コンポはシマノのサードグレード「105」のフルコンポです。

実はメリダのロードバイクで105のフルコンポなのはこの機種だけで、他はクランクやブレーキを他のメーカーの品やシマノでもグレードを落としているのがほとんどです。

さらに、105は2018年にリニューアルされ「R7000」にモデルチェンジをしていますので、2019年モデルには新・105が組み合わせられる可能性もあり益々注目です。

次にホイールですが、スクルトゥーラ700の唯一の弱点はここではないかと思います。

世界有数の人気メーカー「フルクラム」製ではありますが、市販モデルでは無くグレードが定かではありません。

インプレ情報によると市販品の最低グレードに近いという評価で、前年モデルからのグレードダウンは明らかです。

しかし、弱点であることは事実ですが、この価格帯のバイクで上質なホイールが付属していることはほぼ無いので、のちのカスタムの楽しみと解釈しておきましょう。

メリダ・スクルトゥーラ700の試乗インプレ~筆者編

それでは、メリダ・スクルトゥーラ700の実際に試乗してみてのインプレ評価をご紹介します。

まずは筆者が以前に試乗した際のインプレを記させて頂きます。

この完成車は今の軽量化が進むアルミフレームの中では、取り立てて軽量というわけではないのですが、とにかく漕ぎ出しの軽さに驚かされました。

それもパワーだけで無理やり加速させているのではなく、しっかりとパワーを溜めてから伸ばす感じなので、とてもスムーズにスピードに乗っていきます。

また、スピードに乗ってからは車体が安定するので、とても巡航がしやすくどこまでも一定のペースで走っていけるのではないかと思いました。

地面からの突き上げや振動はそれなりに伝わってきますので、タイヤやサドルで少し緩和したいところですが、不快に感じるほどのものではありません。

スクルトゥーラはトッププロが使用するモデルで、700はそのコンセプトも引き継いでいますが、筆者はクセがなく扱いやすい印象を受けました。

メリダ・スクルトゥーラ700の試乗インプレ~まとめ

引き続きメリダ・スクルトゥーラ700の試乗インプレですが、坂の走行について多くの報告があります。

スクルトゥーラは、ロードレースの山岳ステージをかなり意識して開発されていますので、坂は本領発揮の場所でもあります。

筆者の試乗は「山」と呼べるほどのコースではなく緩めの坂でしたが、その程度の坂であれば何の苦も無くスイスイ登れます。

また、ダンシング(立ち漕ぎ)がしやすいので、多少きつい勾配でもへこたれることなく登ってくれるはずです。

そして、下り坂では前項で触れたように車体が安定するので、身体が前に持っていかれるような恐怖感も感じません。

インプレ情報を元にした評価をご紹介してきましたが、このバイクは高いアルミ成形技術や、105のフルコンポなどの付加価値を知らなくても、試乗をすればそのよさがすぐに分かる、直感できるはずです。

そのため、まず試乗してみるのが一番で、そのあとに購入を決める段階でこの記事が参考になれば幸いです。

20万円前後のアルミフレーム車では抜けてレベルが高い!

今回は、メリダ・スクルトゥーラ700をご紹介しました。

アルミフレームのハイエンドモデルに相応しいフレームとパーツの組み合わせで、20万円前後の予算を組んでいる方には大本命候補です。

言葉では伝わらない部分もありますので、ぜひ一度試乗して頂きたいと思います。