トレックのクロスバイクが中古になっていたら「買い」?

突然ですが、皆さんは5~10万円の物を購入しようとする時に、安い買い物と思えるでしょうか?

一概には言えませんが、普通の感覚では「高い」となるのでは、と筆者は思います。

クロスバイクはこの価格帯ですから、なるべく安く買う手段を考えたいところで、「中古品」という選択を考えるかもしれません。

今回は世界トップクラスの販売数を誇る「トレック」を例として、中古クロスバイクについてお話していきます。

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トレックのクロスバイクは中古でもおすすめできる

今回筆者は、中古のクロスバイクの購入を、「おすすめ」の立場で話を進めていきます。

その大きな理由の一つは、中古のスポーツバイク市場は以前に比べ流通体制が確立されてきており、良好な状態のバイクが多く並ぶようになってきているからです。

もちろん、注意しなければいけない点も多くありますので、デメリットもしっかりとお伝えしていきます。

まず、中古クロスバイクの現状を把握するということで、大手買い取り専門店がネット通販サイトに出品している中古品を確認してみましょう。

冒頭でもお伝えしたように、今回は「トレック」を例に取り上げますが、販売台数が多いという他にも理由があります。

トレックはアメリカのメーカーですが、今アメリカは「肥満」が社会問題になっています。

詳しい経緯は分かりませんが、肥満解消法で注目されたのが自転車で、スポーツバイクが一大ブームになっているそうです。

ダイエットやエクササイズが目的となりますと、レース志向の強いロードバイクやMTBよりは、普段使い向きのクロスバイクが選ばれることになります。

そのため、アメリカメーカーは近年かなりクロスバイクに力を入れており、中でもトレックは惜しみなく高い技術を投入してくるのでレベルが高いです。

そういったクロスバイクを安い値段で手に入れられるならおすすめと考え、今回はトレックをターゲットにしました。

トレックの中古クロスバイクの現状

それでは、トレックのクロスバイクの中古品を確認していきます。

東京都内に巨大な実店舗を構える大手買い取り専門店の中古品ですが、さすがにトレックのクロスバイクは多いです。

中でも特に目を引いたのが、「FX3」の2018年モデルです。

トレックの中では定番中の定番シリーズであるFXの最新モデルが、定価の約20%オフで出品されています。(2018年4月上旬の情報)

この店舗では、バイクの状態を独自にランク付けしているようですが、出品されているのは「A」ランクで、使用感の少ない美品という位置付けです。

写真だけの判断にはなりますが、確かに使用感は出ておらず、良好の状態に見えます。

ただし、一つネックなのは別途送料が掛かりますので、実質は定価の10%程度オフになるということです。

中古品を購入する際、やはりネックになるのが送料です。

しかし、実店舗がある場合はそこで購入し、なおかつ自力で持ち帰れるのならば、製品の割り引き率の恩恵を丸ごと受けることができます。

中古クロスバイクならトレックの旧モデルが手に入る

どういった事情があるのかは定かではありませんが、前項でお伝えしたような最新モデルが中古市場に出るのは珍しいことではありません。

筆者はこの出品者の実店舗に足を運んだことがありますが、かなり多くのクロスバイクの最新モデルを発見しました。

中には一度も乗っていない、「未使用車」までありました。

ですから、中古品を狙ってマメにチェックをしていれば、掘り出し物を見付けられる確率も高いということになります。

また、中古品は新車としては手に入れるのが不可能な、旧モデルを購入できるのも大きなメリットの一つです。

トレックは2017年に定番の「FX」シリーズと「DS」シリーズの製品名変更を行い、同時に仕様も変更されています。

そのため、現行モデル以外は既に新車では手に入らない状況なので、旧モデルを希望する声が多いのも事実です。

そこで先ほどの出品者を確認してみると、前項でお話した「FX3」の前身である「7.4FX」も出品されていました。

2016年モデルで、独自のランクは「B」、小さな傷や汚れが多少目立つ状態とのことです。

こちらは定価の約30%オフで、送料込でも20%の割引になります。

7.4FXはFX3よりも組み合わせられているパーツのグレードが高いので、こちらを希望される方も多く、これも掘り出し物レベルと言っていいでしょう。

中古クロスバイクにはデメリットもある

ここまではトレックの中古クロスバイク市場の現状を確認してきましたが、そこからはメリットだけではなく、デメリットも垣間見えてきます。

まず、中古品は現品限りですから、選択肢はそれ一つです。

そこで最も大きな問題になるのは「サイズ」です。

クロスバイクはロードバイクほどはシビアなポジション調整はしませんが、それでも体に合わないサイズは推奨できません。

バイクの性能を十分に引き出せないという理由もありますが、無理な姿勢で乗ることで体を痛める危険性があるからです。

そのため、中古品はまず自分に合うサイズがあるかどうかが、最優先ということは頭に入れておいてください。

あとは、色などももちろん選択の余地はありませんので、どうしても色が気に入らない場合は、あきらめてしまう人も少なくありません。

中古クロスバイクは購入直後に手を入れなければならない可能性がある

トレックの中古クロスバイクを購入する際に考慮に入れるべき点をお話していますが、買ってからすぐに修理やパーツ交換の必要があるかもしれません。

例えば、買い取りの時点でタイヤがパンクしていた、とかワイヤー類が切れていた、などであれば交換してから販売するはずです。

しかし、多少の痛みや劣化、汚れ程度であれば、買い取った状態のままで販売するのが一般的です。

また、点検・整備をしてから販売するとは謳っていますが、自転車には外見からでは分からない見えない部分に重要なものが隠されていることが多いです。

回転体にあたる「ベアリング」や、クランクとフレームを繋ぐ「BB(ボトムブラケット)」などは、分解しない限り普段から見えるものではありません。

そのため、販売店が破損や劣化に気付かないまま、販売しているケースもあります。

特に、使用感の強い中古品はその可能性が高くなるので、あとから修理・交換が必要になる場合は高いです。

こうなってしまうと、掛かる費用が割引金額を超えてしまい、定価を上回ったりする場合もあり、結果安く購入できなかったということもありますので、中古品を購入する時は慎重に見極めなければなりません。

デメリットを踏まえた上でも中古クロスバイクをおすすめする理由

前項までは、中古のクロスバイクを購入するデメリットをお話しました。

確かにデメリットも目立つのは事実ですが、筆者は冒頭で購入をおすすめする立場とお伝えしましたので、デメリットも全て飲み込んだ上でのことになります。

まず、サイズが最優先という話ですが、トレックなどは新品のサイズが豊富ですから、中古市場にも多くのサイズが出回りやすいです。

少し苦労はしますが、何店舗か中古販売店を回ればその確率もさらに上がりますし、色も同様です。

また、修理・交換についてですが、クロスバイクは性能を維持するために、メンテナンスありきの自転車です。

言葉は少しキツイですが、ある程度自力で点検・整備をする覚悟がないのであれば、スポーツバイクライフは恐らく長続きしません。

さらに、クロスバイクはカスタムをしながら、自分なりの一台に仕上げていくのが楽しみでもあります。

そのため、遅かれ早かれパーツの交換は行うものなので、中古品の場合それが少し早まったと思えばよいことです。

そして、今はどこで購入したバイクでも工賃さえ払えば、修理やパーツの交換を請け負ってくれる店舗も増えてきています。

以前よりそこのハードルは低くなっていますから、自力でのメンテナンスが難しい場合も助けてくれるお店が見つけやすい状況です。

中古のクロスバイクを購入して自分で手を入れて乗るようになれば、メカに強くなりますし愛着もわきます。

そういった意味でも、中古クロスバイクには一考の価値があると筆者は考えています。

「中古だから」という理由だけで敬遠するのはどうか?

今回は、中古クロスバイクの購入について考えてみました。

思わぬ掘り出し物があったりするのは中古ならではのことで、小まめにチェックしてみると面白いです。

また、デメリットは確かにありますが、それと価格をてんびんにかけて考えればよいですから、最初から中古だからといって敬遠するのはもったいないです。