ロードにコンチネンタル グランプリの28cという選択はあり?

ドイツのコンチネンタルは、ヨーロッパの複数の自動車メーカーにタイヤを供給する程の有名タイヤメーカーです。

自転車部門においても創業から製造を続けており、ツールドフランスなどのグランツールでも毎年の様に性能を発揮しています。

もちろん市販品のレベルも高く、グランプリシリーズがベストセラーになっています。
また、最近ではかなり太めの28cの品揃えもされています。

今回はそんな自転車のタイヤについてお話します。

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コンチネンタルの売れ筋【GRAND PRIX(グランプリ)4000S2】

コンチネンタルのタイヤは、ミズタニ自転車が日本の代理店を務めていますが、ホームページによるとグランプリはクリンチャーに7種類、チューブラーに1種類ラインナップされています。

通販サイトなどの取り扱いを見ると売れ筋は【GRAND PRIX 4000S2】で、流通量は圧倒的多数と思われます。

定価では1本7000円となっていますが、大体セットで1万円前後が相場と言ったところです。

価格だけの判断で言えば自転車のタイヤとしてはグレードがかなり高い部類であり、完成車にも相当なレベルにならないと装着されない物です。

サイズは700×20,23,25,28c、650×23cが用意されていますので、ロードバイクは当然の事ながら28cがクロスバイクやツーリング車にも対応してくれます。

コンチネンタル独自の「ブラックチリコンパウンド」は、路面に合わせて変形する性質を持っていると言われており、高いグリップ力と転がり抵抗の低さという本来は相反する性格を持ち合わせています。

ロードバイクのタイヤは太くなっている!28c対応も近いか?

さて、現在ロードバイクのタイヤは確実に太い方へシフトしています。

最近の完成車の主流は25cとなり、どちらが先かは不明ですがリムもワイド化され始めてもう随分経ちます。

さすがに28cまでいくとフレームとの関係もあって適合が難しくなってきます。

しかし、上記の通りコンチネンタルのグランプリでも28cまでラインナップされていますので、ホイールやフレームもこれから28c対応が増えてくるものと予測されています。

もう一般的にも広まってきている話ですのでご存知の方も多いと思いますが、23cと25cの転がり抵抗の話があります。

同じ空気圧の場合、23cよりも25cの方が地面と接地した時に変形が少なく済むので接地面積が狭くなります。
したがって、25cの方が転がり抵抗が少ない、という研究結果に基づく話です。

ただ、これはあくまで同じ空気圧であればという前提であり、仮にメーカーが推奨している空気圧通りで走った場合にはそれほどの差が出ないという意見もあります。

懐疑的な目で見る人は、「ワイドリム化を図った手前太めのタイヤを売る為の後付け」などと言い、23cを推す声もいまだに多いのが現状です。

タイヤの太さは用途によって決める

もう少しタイヤの太さについて考えてみますが、タイヤにはメーカーの推奨空気圧があります。

コンチネンタルグランプリの【GRAND PRIX 4000S2】を例に取りますと、最も細い20cで130~160(PSI)、最も太い28cで95~115となっています。

細いタイヤほど高圧にして転がり抵抗を低くする事でスピードを上げる仕様にしますが、その分ガチガチで乗り心地は悪くなります。

一方太いタイヤは低圧なので、地面との接地面積が増えグリップ力が高くなり安定感が出ますが、スピードは期待できません。

ですから、タイヤの太さは本来自分がどんな走りをしたいのかで決めれば良い物であり、科学的根拠はあまり気にしなくても良いんじゃないでしょうか。

極論を言えば完璧に整地された路面を走る競輪などは23cよりもっと細いタイヤを使いますし、反対にオフロードを走るMTBに23cなんて細さはあり得ません。

ロードでもクロスバイクでも、きれいに舗装された道路を高速で走る事が主目的ならば細いタイヤが向きます。
しかし、普段使いで少し荒れた道路も走るならば少し太めのタイヤにするのが良いです。

ロードバイクに28cタイヤという選択はアリ?

コンチネンタルグランプリにもラインナップされている28cというサイズは、現在のクロスバイクの主流です。

クロスバイクが街乗り仕様と考えられている事からも最適な太さと判断されていると聞きますが、ロードバイクにはどうでしょうか?

もちろんホイールやフレームとの適合の問題はありますが、今回は適合するとみなして有りか無しかを考えます。

まず先ほども触れましたが、高速巡航を必要とするロードレースや、なるべく車体を軽くしなければならないヒルクライムなどには向きません。

同じ材質で同グレードなら明らかに23cや25cに対してスピードは落ちますし、GRAND PRIX4000S2でも28cは23cよりも30g重くなります。

いわゆるロードでレースを目指すような人には、不向きであると言えます。

一方で、長時間自転車を走らせるのが好み、という人にはむしろおすすめしても良いくらいです。
タイヤが太くなれば乗り心地は良くなりますし、衝撃吸収度が高くなるので疲労感が大分変ってきます。

これは時間が長くなればなるほど効いてきますので、ロングライドには太いタイヤが向くと言えるでしょう。
クロスバイクや、ロードだけど街乗りが主だ、という人にも当然28cはおすすめになりますね。

コンチネンタルグランプリ28cのインプレ

では、実際にコンチネンタルグランプリの【GRAND PRIX 4000S2】の28cを使用している人のインプレを見てみましょう。

やはり、多くの人が乗り心地の良さを実感しています。

23cや25cからの履き替えが多いので、余計に体感できる部分であると思います。

どうしてもある程度衝撃を拾ってしまうアルミフレーム車で実感している人が多い事からも、衝撃吸収性の高さはうかがえます。

また、タイヤを太くするとストップしてからの漕ぎ出しが重く、もっさりした感じを受ける物ですが、コンパウンドの影響なのかそこを指摘するインプレは見られませんでした。

また、タイヤの太さに直接関係する事ではありませんが、耐久性の良さを指摘する声も多くメーカーでは一応5000キロを交換目安にしているのですが、それ以上何の問題もなく使用している人もいます。

ただ1点だけ気になったのは、タイヤが太過ぎる可能性です。

空気圧をメーカー推奨の110PSIにした場合の実寸値が、23cで24.9㎜、25cで27㎜になるとのインプレがあります。

これが事実であると28cは30㎜近くなってしまいますので、ロードですと適合するのはかなり難しくなります。

空気圧を下げるという策はありますが、ちょっと注意しておきたいところです。

コンチネンタルグランプリのライバルは?

最後にコンチネンタルグランプリ【GRAND PRIX 4000S2】のライバルになる、他メーカーのタイヤもご紹介しておきます。

【パナレーサー:RACE A EVO3 [ALL AROUND] 700×28C】¥4,300(1本)

国産のスポーツバイク用タイヤと言えばパナレーサーですね。

RACEシリーズには3タイプありますが、バランスが取れたコンパウンドのコンチネンタルと比較するならオールラウンドタイプになります。

メーカーの自己評価では少し乗り心地に欠けるという事なので、28cという選択は良いと思います。

コンパウンドが少しグリップ寄りなので、28cでもスピードをある程度求めたいならコンチネンタルグランプリの方をおすすめします。

【SCHWALBE(シュアルベ):マラソン 700C タイヤ】¥3,100(1本)

太いタイヤなら真っ先に思いつくのが「マラソン」というくらいのロングセラーです。
賛否は別として700×50cなんてサイズまであります。

耐久性と耐パンク性に優れており、インプレもほとんどがそれに関する事です。

グリップや転がり抵抗に関してはそれなりとの評価が多いので、比較的オフロードが多い様な走行環境向きですね。

ロードバイクのタイヤが太くても良い時代に!

今回は28cタイヤの話を中心にロードのタイヤを考えてみました。

コンチネンタルグランプリほどの定番人気タイヤに28cが加わった事で、今後の展望はある程度見えてきたと言えます。

太めのタイヤを装着できるジオメトリのフレームが増えていく事が予測され、ロードバイクの用途の多様化が進んでいくものと考えられます。