アルテグラのホイールをグリスアップして性能を維持!

アルテグラと言えば、シマノを代表するロードバイク用のコンポーネントです。

2017年に、R8000系にフルモデルチェンジを果たしましたが、当然ながら、6800系もまだまだ人気です。

ホイールも同じ品番で販売されていますが、ハブのベアリングのグリスアップに手間が掛かると聞いています。

そこで今回は、アルテグラのホイールをメンテナンスする話をしていきます。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

ピナレロのドグマ65.1の歴史と由来!弱点もあった!?

ピナレロの「DOGMA(ドグマ)」といえば、自他共に認められている不動のフラッグシップモデルです...

カンチブレーキは複雑?セッティングを徹底解説!

カンチブレーキは、ややマイナーなタイプのブレーキです。メンテナンス性や、制動力が特に優れ...

SKY軍の「ピナレロのドグマK10」のディティールに迫る!

ピナレロのドグマK10は、荒れた路面などを最速で走るための、エンデュランス向けのレースバイクです...

ツールド東北2015年と2016年レポート!復興支援が目的で人気

ツールド東北も2017年で5年目を迎えます。参加しようか迷って費用や宿泊地の都合がつかず断念...

クランク交換の料金は一定ではない!賢く依頼するための方法

自転車のクランクにも種類があって性能がそれぞれ異なります。自分の自転車のクランクを交換したい...

自転車に於ける後輪ブレーキに関するあんなコトやこんなコト

自転車はもちろんの事、全ての車両と呼ばれる乗り物に於いて、最重要と言っても過言ではない機能の1つ...

ママチャリの改造や、ギアについて知りたい人へ

皆さんはどんな自転車に乗っていますか?大学生や主婦なら、ママチャリに乗ることが多いのではないでし...

自転車でも通勤手当はもらえる?公務員や一般企業の例

自転車通勤だと、通勤手当は支給されるのでしょうか。公務員の場合には、制度として整備されている...

メリダの「ライド200」の紹介と中古品のチェックポイント

メリダの「ライド200」は、ロングライドなどのエンデュランス向けに設計された、エントリーグレード...

スペシャライズドのアリバイは重さで勝負するバイクではない

スペシャライズドのクロスバイクは、2018年モデルは定番の「シラス」シリーズに集約されました。...

自転車のハブの交換はできるのか?効果はあるのか?

自転車のハブは、車輪の中央に付いている小さな部品ですが、実に重要な役割をいくつも持っています。...

デュラエース7900系が残した財産を11速化した9000系が引継ぐ

シマノのロードバイク用コンポの頂点と言えば「デュラエース」です。完成車では、50万円以上の高...

学生が自転車を買うなら!?通学用自転車を選ぶポイント

春先になると、通学するために自転車の購入を考えている学生さんも多いでしょう。しかし、通学用の...

日本を代表するクロモリ!アンカー・RNC3をブログから検証

ロードバイクはレースのものであるという認識をされている方も多いと思いますが、今回ご紹介するアンカ...

ストライダーの大会に参加しよう!盛り上がる3歳の部!

自転車に乗るための練習用として、お子様をストライダーに乗らせているという方も多いでしょう。し...

スポンサーリンク

アルテグラホイールの型番確認

アルテグラグレードのホイールは、品番で見分けることができます。

今では、オークションサイトくらいでしか見かけなくなったのが、リア10速時代の「WH-6700」です。
もし入手される場合は、11速に対応していませんので、注意が必要です。

ひと世代前は、今でも市場に出回っている「WH-6800」です。
位置付けとしては中位グレードで、他メーカーに多くのライバルがひしめくゾーンです。

カンパの「ゾンダ」、フルクラムの「レーシング3」とは、本当によく比較されています。

現在(2017年9月)アルテグラはモデルチェンジをしましたので、ホイールも新しいグレードのものが投入されています。

重量・価格などの面から、WH-6800の後継と見られるのが「WH-RS500」で、仕様も引き継いでいます。

また、アルテグラグレードに限らず、シマノのホイールはカップ&コーン方式のハブを採用しています。

シールドベアリングとの賛否は、永遠に決着が付かない感じです。

ただ、グリスアップや玉押し調整など、メンテナンスに手間が掛かるのは、カップ&コーンの方で間違いなしです。

アルテグラホイールのハブの実力

ホイールのメンテナンスは、振れ取り・スポークテンションの調整などがあります。

もちろん、今後行っていくことになりますが、最初に行うのは、ハブの分解をして清掃・グリスアップということになるでしょう。

ハブはホイールの回転の要になる部分で、ここの性能によって、ギア○枚分走りが変わるなどと言われたりします。

アルテグラのホイールは中位グレードですが、ハブは上位モデルにも、そのまま使用されているほどのものです。

さすがに、ハイエンドモデルの「デュラエース」とは違いますが、回転の滑らかさを伝える声が多いです。

アルテグラの「WH-6800」は、チューブレスタイヤに対応しているので、リムが少し重くなります。
その分を、ハブの回転力でカバーしているとも言えるのです。

ただ、アルテグラに限らず、シマノのデュラエース以外のハブは、グリスアップなどのメンテがいささか面倒です。

それをしっかりこなせるようなら、特にアルテグラくらいのグレードになれば、十分に満足できるはずです。

アルテグラホイールのハブのグリスアップ手順①

では、アルテグラのホイール「WH-6800」のハブの分解をして、清掃とグリスアップをしていきましょう。

後輪ができれば前輪は簡単なので、後輪から行います。
後輪はまず、カセットスプロケットを外すことから始めます。

専用の工具が必要ですが、もし持っていないようであれば、今後のために購入しておきましょう。

スプロケットを固定しているロックリング外しと、回らないように固定する工具が必要で、合わせて2,000円程度で購入できます。

先端にロックリング外しを装着して、固定工具のチェーンを、適当なギアの所に引っかけて固定します。
あとは、ロックリング外しをモンキーレンチで時計回りに回して外します。

ひとつ注意していただきたいのは、ロックリングがかなりきつく締めこまれていますので、結構力を入れないと外せません。

そのときに空回りして、ギアやスポークに手をぶつけて、怪我をしているケースが本当に多いです。
そのため、軍手をして作業した方が良いですし、ゆっくりと力を込めるようにしてください。

アルテグラホイールのハブのグリスアップ手順②

リアホイールからカセットスプロケットを外すと、アルテグラのフリーホイールが現れます。

フリーホイール側と、反対側の両方の先端に付いているナットを緩め、シャフトを抜きます。
アルテグラのホイールでは、ベアリングのボールは1個ずつ単体で、しかもシールで覆われていません。

そのため、シャフトを抜くと、ボールがぽろぽろと落ちてきます。
ボールは13個あるようなので、失くさないように気を付けてください。

1個でもなくなれば、それだけ回転力が落ちると思っていた方が良いです。

まず、フリーホイールの内部ですが、こちらは分解が難しいとの声が大半を占めています。

そのため、詳しい構造も分からないので、パーツクリーナーなどで洗浄するのも避けた方が賢明です。

とりあえず、ベアリングのボールだけ掻き出して、ウエスなどで汚くなったグリスをふき取り、新しくグリスアップしてボールを置いていけば完了です。

ハブの内部はパーツクリーナーで清掃してから、グリスを盛り付け、またボールを1個ずつ戻していきます。

アルテグラホイールの玉押し調整方法

シールドベアリングなら、ハブの清掃をしてグリスアップをすれば、メンテナンスは終了です。

しかし、シマノのハブは、カップ&コーン方式のため、最後に玉押しの調整が必要です。

アルテグラホイールのハブは、「デジタルアジャストシステム」という、誰でも簡単に調整できるものです。

シャフトの先端に付いている玉押しを回して調整しますが、緩すぎるとガタが出ますし、締めすぎるとゴリゴリした感じになります。

グレードの低いベアリングだと、この調整が上手くいかないのですが、アルテグラはそんなことはありません。

ホイールを回転させながら、ちょうど良い部分を探ってみてください。

あとは、カセットスプロケットを戻して終了です。

ここまで、ハブのメンテナンス手順をご紹介してきましたが、カップ&コーン方式のベアリングは、シールド式のように覆われて守られていません。

そのため、ある程度粘度の高いグリスを使用しないと、グリス抜けが起きやすいです。
こだわる必要はないですが、シマノ純正の「デュラエースグリス」なら、まず大丈夫です。

ホイール以外もグリスアップ!

アルテグラホイールのグリスアップをしただけでグリスがなくなることはないので、この際ですから、他の部分も行いましょう。

ベアリングは回転する部分に使われていますので、ホイールの他には、bb(ボトムブラケット)・ペダル・ヘッドパーツなどが対象です。

足回りの重要性は分かっている人は多いですが、忘れがちなのがヘッドパーツですね。

ヘッドパーツのベアリングは、フロントフォークのコラムの上下に装着されています。

コラムのベアリングは支持しているステムを外し、ヘッドチューブから引き抜いてからグリスアップします。

あとは、上記でご紹介したアルテグラホイールの調整と同じように、ステムの上部に付属しているボルトの締め込み度合いで、玉当たりを調整します。

ハンドルの回転がスムーズじゃないと感じたら、ヘッドパーツのグリス切れの可能性があるので、やってみてください。

また、クランクの付近から異音がする場合も、bbのグリス切れの可能性が考えられるので、確認することをおすすめします。

ホイールの性能はメンテ次第で変わります

アルテグラホイールのハブは、シマノの上位モデルにも採用されているほど、レベルの高いものです。

しかし、そのハブを活かすも殺すもメンテ次第ですから、定期的に行わなくてはいけません。

また、注意事項をいくつか書かせていただきました。

その中でも、カセットスプロケットを外すときのケガと、ベアリングのボールの紛失は、とにかく頻繁に起きるので十分注意してください。